Z39.50 は広く開かれた情報サーバを作成することを目標に、 情報検索のための検索質問や検索結果、課金や認証について 定めた情報検索のためのANSI標準検索プロトコルである[4]。 Z39.50 は、検索質問、検索結果、課金、認証などクライアント、 サーバ間のやりとりのみを標準化しており、 クライアント、サーバはそれぞれ自由に構築 できる(図2)。
Z39.50 はクライアントサーバ間でやり取りする値、 つまり、接続の時に必要な情報であるIPアドレス、 検索の時に必要な検索式の構造、 検索結果を返す時に必要な検索結果の構造、こういったものすべてを PDU(Protocol Data Unit:プロトコルデータ要素)として転送する。 PDUは機種やアプリケーションに依存せずにデータが記述できる ASN.1を用いて記述し、BERで符合化する。