Present機能(返戻機能)

検索した結果の書誌レコードを得る機能であり、 search and retrieve の retrieveにあたる。 クライアントは検索した結果の書誌レコードを要求する返戻要求(Present Request) (表6)を出す。 サーバは要求されたレコード返戻結果(Present Response)(表7) を返す。 一般的には、検索するとヒットした件数だけではなく、書誌事項も同時に表示するが、 Z39.50 では通常、検索クライアントが検索要求を出すと、検索サーバはヒットした件数などを返し、書誌レコードは返さない。 検索クライアントが検索結果の書誌レコードを得るには、 検索要求とはまた別に返戻要求を検索サーバに出さなければならない。 検索結果の形式にはプレインテキストであるSUTRSや、 従来から使われているUSMARC形式がある。 エレメントセットネームには簡略形式を表す B や、詳細形式を表す F がある。

  

必須のもの Number-of-records-requested(presentされるレコード数)
Result-set-start-position(presentされる最初のレコード番号)
Result-set-id(結果集合ID)
省略可能なものとして Additional-ranges(追加してpresentされるレコード番号)
Element-set-names(エレメントセットネーム)
Preferred-record-syntax(レコードシンタックス)
Comp-spec(レコードコンポジション)
Max-segment-count(最大セグメント)
Max-segment-size(最大セグメントサイズ)
Max-record-size(最大レコード長)
Other-information(その他情報)
Reference-id(参照ID)

表 6: Present Request

  

必須のもの Number-of-records-returned(返戻したレコードの数)
Next-result-set-position(次に返戻するレコード番号)
Present-status(返戻の状態)
省略可能なものとして Response-Records(返戻されるレコード)
Other-information(その他情報)
Reference-id(参照ID)

表 7: Present Response



Yuka Egusa
Tue Feb 3 20:25:35 1998