最終更新日: Wed May 10 16:45:52 2000


Digital Library:私はこう思う

私の考えている 理想的なDigital Library (以下DL)は一言でいうと 「欲しい情報が電子的にすぐに手に入るもの」です。 これだけだと、漠然とし過ぎていますが、基本はこの一言につきます。 これを満たすためには以下のようなことが必要になるのではと考えています。
  1. 要求を具体化するもの
    たとえば図書館でレファレンスのときに、ある情報が欲しいといった あいまいなはっきりと文章に表せないような要求を実際の検索行動に 移せるように手助けするものです。
  2. 具体化された要求を検索できるもの
    これは、いわゆる検索システムのことです。 現在でも、さまざまな検索システムがありますが、 検索式を自分で考えたり、最適なデータベースを探したり といった検索システムに熟知した人でなければ効果的な検索はできません。 それを解消できるような、検索システムのことです。
  3. 電子化された情報
    せっかく、目当ての情報があっても手に入らなければ、意味はありません。 手にはいり、自分で加工しやすい形(手元にためておいて、 自分の集めた情報内で検索できたりなど)として電子化された情報のこと。 できれば、XMLなど?
また、これら全てを満たしてないものだとDLではないのか? ということが上げられると思います。 例えば、検索システムだけあればDL?電子化された情報さえあればDL? 私はそれらはDLともいえるし、そうでもないともいえると感じています。 例えば、図書館のOPAC 、これは検索システムですがDLでしょうかね...。 でも、WAISのように、データベースのデータベースがあって、 まず、ある検索要求に最適なデータベースを検索して、見つかったデータベースを 更に検索するような検索システム。これは、なんとなく、私が上に出したDL像に似てる気がするし、DLのような気もする。 また、次の電子化された情報があればDLか?というのも、 たとえばWWWのページ、それは電子化された情報ですよね。 わたしも、WWWのページを公開してます。でもわたしのWWWページをDLといわれたら なんだか恥ずかしいです...というか、DLじゃないと思います。 でも、WWWで昔の本を電子化して公開してたりするのはDLかな?。
作成者:江草由佳
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