研究者のはしくれなので、英語はつきあっていかないといけないツールです。 英語ができるだけじゃだめだけど、英語ができないと損なので・・・。 そこで、目標としては、「自分の分野の口頭発表の内容が聴いて理解できる」「読む必要のある論文の要点が1本につき、1時間以内で辞書なしで理解できる。」「英語の論文を投稿したきに、英語がひどいことが理由で落されることがなくなる」「国際会議の発表が苦でなくなる」「研究内容について、相手の配慮があれば、議論できる」あたりを最低限の目標に日々精進したいと思っています(目標が低いというつっこみは却下)。
以下の英語学習を継続的にはじめる前は、きっとTOEIC500点なかったと思います。 (2006月9月に受けたTOEICが520だったので。) そんな私が、今迄いろいろやってきたことの中から、 よかったことなどここで紹介できたらなと思っています。 ここでは、日本語を介さないで英語のみで習得する方法を紹介しています。 私は、それがが合うみたいなので(万人に合うとは思っていません)。
以下のタイプの人が参考になる可能性が高いです。
万人に合う学習法というのは存在しないと思っています。 なにが好きか、得意かというのは人それぞれですし、 元々の英語力によって、効果的な/楽しい教材・方法は変ってるだろうから。 あと、ある一つの教材・学習法のみをすればよいといものではなく、 それぞれ、できる/できないこと、効率がよい/悪いことがあるでしょう。 教材や学習法を選ぶとき、どうしてその教材・学習法を採用するのか、 意識したほうがいいと思います。
読めるようになりたきゃ読むしかない!ということで、 沢山読むとどうやらいいらしいということは、 昔から言われているようです。
なんでもよいから沢山読めばいい。と言われても困ると思う。 とくにどれくらいの量?とか、どんな内容のもの?など。 あとは、どのように読むかというのもあるでしょう。
とても参考になったのは、めざせ100万語!多読で学ぶSSS英語学習法のサイトや「100万語多読入門(ISBN: 4902091259)」(以下、SSSと呼ぶ)でした。 とりあえずの目標として、まず100万語読んでみよう、というのが量の話。 とにかく英語の難易度がやさしいものから順番に読んでいこう、というのが内容の話。 ある一定程度以上の速さ(分速80語以上)で、 楽しめたと自分が思える程度に理解できればよしとするというのが、 どのように読むかという話。
そして、具体的にどの本がどれくらいの量でどれくらいやさしいかを、 本の量を示す語数、 本の難易度(SSS独自の指標:YL(読みやすさレベル))と、 あらすじやジャンルなどと共に大量の本を紹介してあります。 さらに詳しく英語の本を知りたい場合は、以下の本が便利です。 「ミステリではじめる英語100万語(ISBN: 4902091402)」、「英語多読完全ブックガイド(ISBN: 4902091321)」。
また、どれくらいの読めたら難易度を上げればよいか?など様々な疑問に対する答えも Q and A 方式などで載っています。
英語の多読をやってみたいけど、どこから手をつけていいかわからないという人には、 一読をお勧めするサイトです。
SSSの多読方式ももちろん他の英語勉強法と同様に、賛否両論あるようですが、 読書がもともと好きだでどこから英語学習を手をつけていいかわからないという人には、 お勧めだと思っています。 とくに、(私のように)TOEICが500未満などの英語力が低い人ほど効果を感じやすいのではないかと感じています。
学生時代から、私もやろうとしてたのですが、 いかんせん、元の英語力ががなさすぎて、 いきなり論文や新聞は多読という量に到達する前に しんどいし、おもしろくないので挫折というのを繰りかえしていました。 簡単だといわれている洋販のラダーシリーズも、 若草物語やトムソーヤを2冊ほど読みましたが、 これさえも私には難しく、異様に時間がかかるし、 しんどくて次に買ってやる気がわきませんでした。
最近はまっているのはSSS式多読です。 この方法は私にはピッタリの方法でした。 2005年5月に始めて2006年5月現在、500万語超(ハリーポッター1巻を64冊分)って ところです。 これはどうやら、すごーく早いほうらしい。 だいたい、100万語いくのに、一年以上かかる人のほうが大半かと思います。 そうそう、意外に楽しいのが「読んだ語数の記録を付ける」ことでした。 もともと私はメモをとるのが好きらしい。 こんなに読んだんだーとか、日々手帳が埋まっていくのが楽しかった(楽しい)です。 というか、そもそも、SSS方式との出会いは、「めざせ100万語! 読書記録手帳(ISBN: 4902091267)」を本屋で手にしたことがきっかけ。今も愛用してます。この巻末の本リストの本をかたっぱしから買っていって読んでいます。
英語の多読をはじめたきっかけは、英語力を上げることが目的でしたが、 最近、思うのは、英語力が上ることはおまけで 趣味の読書をしていたら、気づいたら英語力が上っていてラッキーくらいのほうが、 ハッピーなんじゃないかなーと思っています。 読んだ/読む本の整理などの為に多読用特設ページを作る予定。
私の解釈としてはSSS方式は、とにかく、 沢山英語を読むためなら手段を選ばない方法だと思っています。
しゃべれるようになりたきゃしゃべるしかない、 聞けるようになりたきゃ聞くしかない。 これもよく言われていることのようです。
音読っていいらしいけど、どこから手をつけていいかわからないという人は、 まずは、以下の本のどちらかをやってみるとよいかと思います。
「英会話・ぜったい・音読【入門編】(ISBN: 477002746X)」、 「英会話・ぜったい・音読【続・入門編】(ISBN: 4770025246)」、 なにがよいって、本に具体的な音読の方法がこと細かに書いてあることと、 記録をつけることを義務づけていて、本の後半は記録スペースになっていることです。 多読のところでも書きましたが、この記録をつけるというのがいいんですよー。
私この本に書いてある方法を本当にほぼ毎日(ただし月〜金)1日1レッスン、一時間、 愚直にやりました。 本の方法だけだと、1レッスン1時間もかからないので、 本を見ながらかつ英語を聞きながらお手本と完全に重なるように話す (オーバーラッピングというらしい)を10回とか、 オーバーラッピングが難しいとき(とくに最初は、口の筋肉が付いてないからか、 まったく思うようにしゃべれないのです!)は、 本を見ながらかつ英語を聞きながらお手本から少し遅れて話す (見ながらシャドーイングってなかんじです。こんな方法はどこでも提唱してないので、 あまり一般的ではないかと思います。単に私がそのほうがやりやすかっただけ。) プラスしてやりました。
続編もあるのですが、 「英会話・ぜったい音読 【標準編】」 「英会話・ぜったい・音読 【続・標準編】」 「英会話・ぜったい・音読・【挑戦編】」 「英会話・ぜったい・音読 【続・挑戦編】」 入門編と続編は、音読の方法が異なります。 わたしは、入門編のほうが好みでした。 あと、標準編は、このシリーズの最初に作られたものだからか、 本の内容やページ振りなどが洗練されていなく使いにくそうだと感じました。 CDも冒頭にそうとう日本語が入るので気になりました。
これらの「ぜったい・音読シリーズ」は、どういう風に音読をしたらいいか? という方法論を知る・実際に試してみるのに非常に良い教材だと思いました。 この本を、1,2冊やったら、無理にこのシリーズを全部やる必然はなく、 この方法を自分なりにアレンジして、続けていくと良いと思います。 また、アレンジもできるようになっているかと。 素材も自分の好きなものを選べばいい。
2005年7月26日に始めました。2006年5月現在、 ぜったい・音読の入門編は終了。続入門編はあとひといきで終りです。 続標準編をしようか、それともなにか他の教材にしようか考え中です。 だいぶ、スムーズにしゃべれるようになり、 ヒアリングも良くなったような気がします。 どれくらい?と言われると困るのですが。
文法は本格的には、まだやってませんが、 これからやりたいと思っている本のメモ程度です。 (するかどうかは自信ないですけど・・・)
CambridgeのGrammar in Useシリーズ が定評あるようです。 最初の20unitほどやってみましたが、大変わかりやすかったです。 各文法事項が見開き2ページに完結していて、左に説明、右が問題となっています。 ある程度の語彙(中学英語くらい??)がないと説明が 英語なので難しいかと思います。
注意しないといけないのは、このシリーズは アメリカ英語、イギリス英語バージョンがあることと、 教室の教材として使う用に、CDや答えが付属していないバージョンがあることです。 また、ワークブックといって練習問題だけがあるものもあります。 そのため、買うときにはCDのマークが付いているか? with Answers がついているか?をよく気をつける必要があります。 また、アメリカ英語バージョンのCDは音声CDですが、 イギリス英語バージョンは問題集のCDとなっています。
1,2,3と順に難しくなっていきます。1は中学、2は高校程度なのかな? 3はかなり細かい文法に入るので、通しでやるよりは、わからないときに、 参照するのに向いているのかもしれません。 1,2を完璧にすれば、理系の英語技術論文は大丈夫だという話を どこかで見かけたことがあります。
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これって間違い?と思うものの備忘録です。 (ちょっと間違いが多くて幻滅ぎみです・・・)
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英語歴というほとたいしたことじゃないです。 自分への備忘録として、簡単な英語習得への記録を少し。
最初は、英語学習へのとっかかりでした。 今は、「英語論文や英語の専門書を辞書なしで80%以上理解できるようになるため」 「もっと速い速度で英語が読めるようになるため」 「英語感を身につけるため」 に多読をしています。 あと、楽しみでもありますので、 英語学習のためだけにやっているわけじゃないという状況です。
「ヒアリング力を上げること」が、第一の目的です。 「英語用の口筋肉をきたえる」というのもあります。
あと、「精聴」、「精読」をすることになるので、 SSS式多読で潜在的にすりこまれたもやーっとしたものを、 がっしりときっちりと実にするってことろでしょうか。 実は「基本的な文法事項を意識できるようになる」 「超簡単な英文なら文法ミスなしで書けるようになる」なんて効果も期待してます。
基本的にどちらもインプットの要素が強いので、 アウトプットである英会話とライティングは、 また別の学習法がいるんじゃないかな?と思っていますが、 まだ具体的にどんなことをすればよいかは、私はわかっていませんし、 とりあえず多読と音読だけをもう少しやってから考えようかなと思っています。