最終更新日: Tue Oct 28 21:37:47 2003

My Latex Tips

nileというマシンにインストールされているpLatex2Eを 使って文書を書く時の自分のためのメモです。

元々はcosmoというマシンにインストールされている Latex(NTT JTex系 ? )を使って文書を書く時の自分のためのメモを、 nile用に書き直して作成しています。 そのため、随所にその名残があるというか、直しきれてない個所もあると思います。


目次

コマンド

記述例

その他


コマンド


TEXファイルをコンパイル

platex bababa.tex

DVIファイルをプレビュー

xdvi bababa.dvi

PSファイルを作成

dvips bababa.dvi

PSファイルをプレビュー

ghostview bababa.ps

DVIファイルを印刷

xdviを使う

print メニューで印刷できます。

全部

dvips -f ????.dvi | lp
△ページだけ
dvips -f -p △ -l △ ?????.dvi | lp
dviselect =1 ?????.dvi | dvi2ps | lp
△ページから○ページ
dvips -f -p △ -l ○ ?????.dvi | lp
dviselect △:○ ????.dvi | dvi2ps | lp

PSファイルを印刷

全部

lp ????.ps | lp

△ページだけ

psselect -p△-△ ?????.ps | lp 

△ページから○ページ

psselect -p△-○ ?????.ps | lp

横長のページをプレビュー

xdvi -paper a4r ****.dvi

横長のページを印刷

dvips -f -t landscape ****.div | lp

latex2htmlを使うときの注意事項

→こちらを参照 トラブルシューティング

BIBファイルをコンパイル

bababa.tex と zzz.bib を作成した場合
platex bababa.tex
jbibtex bababa.tex
platex bababa.tex
platex bababa.tex

latexmk という便利なコマンド

参照文献や目次を作成したとき、何度もjlatex を実行しなければなりませんが、 このコマンドを利用すると勝手に必要な回数だけjlatex やjbibtexを 実行してくれます。詳しい使い方はman やMakeFile のテンプレートを参照してください。
latexmk bababa.tex

Latex ファイルを プレインテキストに変換する

dvi2tty はjlatexで見えるようにプレインテキストにします。 detexはjlatexのコマンドを抜いたようにプレインテキストにします。 用途によって使い分けます。
あらかじめjlatex を実行しておき、DVIファイルを作成しておく。
% jlatex bababa.tex
% dvi2tty -w132 bababa.dvi
もしくは
% detex -l bababa.dvi

Latex ファイルを HTML ファイルに変換する

ヘルプの見方

% latex2html --help 

アイコンを利用しないhtmlファイルに変換する

% latex2html -no_navigation ????.tex 

アイコンをWWW上で利用できる用にする

% latex2html -local_icons 

サブディレクトリを作らず、1つの htmlファイルに変換する

(デフォルトは章節ごとにファイルをつくる)
% latex2html -split 0 -no_subdir ????.tex

texと同様にセクション名をつける

% latex2html -show_section_numbers

補足:latex2htmlでhttp:… にリンクを自動的につけたいとき

トラブルシューティング

platexを使うと、auxファイルがJISコードになっていて うまくlatex2htmlがかからないことがあります。 (すると '$'コードをmathモードと勘違いしてできない。) そこで、それらしいエラーが出たときは
% cp bababa.aux bababa.aux.old
% nkf -e bababa.aux.old > bababa.aux
としてから実行してみましょう。

Latex ファイルを PDFに変換する

やり方その1) (← こちらがお勧め)

以下をソースに書く
--------------
% しおりつきのPDFファイル作成のために必要
\usepackage[dvipdfm]{hyperref}
\setcounter{tocdepth}{3}
--------------
main.tex だと
% platex main
% platex main
% ~yuka/out2uni main
% platex main

% env LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib dvipdfm main.dvi
(ただし、.cshrc に↓ 以下を書いておくと、% dvipdfm bababa.dvi  で実行できる
 setenv LD_LIBRARY_PATH /usr/local/lib
 )

out2uni の入手先:dvipdfm の日本語化


やり方その2)(その次にお勧め)
dvipdfmでうまくPDFが作成されない場合、
\usepackage{times}を追加してplatexしたあと、dvipsでPSファイルを作成し、
Adobe Acrobat DsitillerでPDFに変換するとよい。

やり方その3)
% ps2pdf bababa.ps bababa.pdf


EPS ファイルを 作成

convert(ImageMagick)で作る場合

GIF画像からEPSファイルを作成
% convert bababa.gif bababa.eps

グレースケールのepsを作成
% convert -colorspace GRAY zzz.bmp zzz.eps

PhotoShopでEPSを作る場合

  1. (グレースケールにしたいのなら)「イメージ」→「モード」→「グレースケール」
  2. 「ファイル」→「保存」
  3. ファイル形式:「Photoshop EPS(*.EPS)」 「保存(s)」
  4. プレビュー:「なし」
  5. エンコーディング:「ASCII」 「OK」

メモ:

PowerPointからEPSを作成

TEX ファイルのスペルチェック

% ipell -t zzz.tex

記述例


texファイルのテンプレート

\documentclass[11pt]{jsarticle} % レジュメなど

%\documentclass[a4paper,oneside,openany]{jsbook} % 修論・卒論など (ページが右端にでる)   
%\setlength{\textwidth}{\fullwidth}  % 修論・卒論など 

% 草稿用の条件マクロ
\newif\if草稿
\草稿false     %提出のモード
%\草稿true     %草稿のモード

\usepackage{html} % latex2html で 使用
\usepackage{url} % \url のために必要

\if草稿
\usepackage[dvips,draft]{graphicx} % 図を印刷しない     
\else
\usepackage[dvips]{graphicx} % 図を挿入するのならば
\fi

\if草稿
% 以下は草稿用 (提出時には消す)
\usepackage{misc} % タイトルに時間をつけるのに必要
%\usepackage{showkeys} % ラベルを表示する
\fi

\ifx\xkanjiskip\undefined%
% NTT jTeX用
% 欧文が行の枠からはみ出るのを抑制する。(overfull warning)
\jintercharskip=0em plus 0.3em minus 0.3em
\fi

% 参照文献用のURL 表記を定義する。(url.styのコメントを参照すること)
% bibファイルで \url を使用できる
%begin{latexonly}
\renewcommand{\url}{\begingroup \def\UrlLeft{URL:\ <}\def\UrlRight{>}%
        \urlstyle{tt}\Url}
%end{latexonly}

% 参考文献リストの見出しを変更する。
% jarticleの場合
\renewcommand{\refname}{参照文献}
% jreportの場合
%\renewcommand{\bibname}{参照文献}

%タイトル
\title{}
\author{江草由佳}
\if草稿
\date{\today \timeofday}  % 草稿用 今日の日付と時間がでる
\fi
\begin{document}
%タイトルの表示
\maketitle

%内容………

%参照文献リスト
\bibliographystyle{junsrt}
\bibliography{all}

\end{document}

タイトルをつけたいとき

\begin{document}の前に以下を追加

%タイトル
\title{}
\author{江草由佳}
\date{平成○○年○月}
%\date{\today \timeofday}  % 草稿用 日付と時間を表示

\begin{document}の後に以下を追加

%ここにタイトルを表示
\maketitle

タイトルに日付だけではなく時間も表示する

\begin{document}の前に以下を追加する

\usepackage{misc} % タイトルに時間をつけるのに必要
\date{\today \timeofday}  % 草稿用 今日の日付と時間がでる

補足:もちろん \begin{document} の後で \maketitleする

HTMLでいうところの UL

\begin{itemize}
\item 
\item 
\end{itemize}

HTMLでいうところの OL

\begin{enumerate}
\item
\item
\end{enumerate}

HTMLでいうところのDL

\begin{description}
\item[]
\item[]
\end{description}

自分用のHTMLでいうところのULをつくる

itemize と書くのがめんどい。 行と行との間隔をせばめたい。毎回宣言するのがめんどう。 というわけで、ul環境をつくってみました。 使い方はitemizeと一緒。

\begin{document}の前に以下を追加

\newenvironment{ul}{%
\vspace{-3mm}%
\begin{itemize}%
\setlength{\partopsep}{0pt}%
\setlength{\topsep}{0pt}%
\setlength{\itemsep}{0pt}%
\setlength{\parsep}{0pt}%
\setlength{\parskip}{0pt}}{%
\end{itemize}%
\vspace{-3mm}}

記入例

\begin{ul}
\item
\item
\end{ul}

文字の大きさ指定

小さいものから順に

\tiny
\scriptsize
\footnotesize
\small
\normalsize
\large
\Large
\huge
\Huge

記述例

{\Huge このように指定}

中央・右・左 寄せ

center,flushright,flushleft 環境を使う。

記述例


% 中央寄せ
\begin{center}
\large
 Z39.50におけるデータベース選択支援機能の実現 \\
 The implementation of facility which supports database choice in Z39.50
\end{center}

% 右寄せ
\begin{flushright}
学籍番号:98505 \\
氏名:江草 由佳
\end{flushright}

% 左寄せ
\begin{flushleft}
(指導教官:石塚 英弘)
\end{flushright}


特殊文字の出力法

\を前に書く(例: \#)

# $ % & _ { }

\ と {} で囲む(例:\~{})

~ ^

\( と \) で囲む もしくは $ と $で囲む(例: \(-\) )

| < >

2つ書く(例:--)

-

\verb| と | で囲む (例:\verb|\|)

\

改行

\\ % 改行
\vspace{2mm} % 2mmの改行
\vspace{\baselineskip} % 一行の改行

空白

\hspace{2cm} % 2cm の空白
\hspace{\parindent} % 段落始めのインデント

四角でかこむ(ページをまたいでもOK) その1

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{eclbkbox} % たぶん breakbox の ために必要

記入例

% \bkcounttrue 行数をつけたいとき
\begin{breakbox}
\begin{verbatim}
%内容 ………
\end{breakbox}
\end{verbatim}     

四角でかこむ(ページをまたいでもOK) その2

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{fancyvrb} % Vervatime の ために必要

% オプションの説明
% frame=single は 四角で囲む
% numbers=left は行番号を左につける
% fontsize=\footnotesize は 文字サイズを、\footnotesizeに
% commandchars=\\\{\} は、 \ と{ と } の 3つを特殊記号として設定
% これにより、\underlineなどのコマンドが使えるようになる。
% 注意! 副作用として、この3つの記号だけは、\などでエスケープする必要がある


記入例

\begin{Verbatim}[frame=single,numbers=left,fontsize=\footnotesize,commandchars=\\\{\}]
%内容 ………
public class \underline{HelloWorld} \{
    public static void main (String[] args) \{
        System.out.println("Hello World!");
        System.exit(0);
    \}
\}
\end{Verbatim}

参考文献の付け方

参照する時

\cite{○○}
(参照番号を表示したくないとき \nocite{○○})

書誌事項を書く時 その1

\begin{thebibliography}{99}
\bibitem{○○}
図情太郎. 本とコンピュータの関係. △△学会 (19☆☆).
\end{thebibliography}

書誌事項を書く時 その2

\bibliographystyle{unsrt}
\bibliography{../bibtex/nihon,../bibtex/english}

../bibtex/nihon.bib というファイルをつくりその中で以下のように記述
@Misc{sugiyama-tahen,
yomi          ="とじょうたろう",
key =          "図情太郎",
note =         "図情太郎. 本とコンピュータの関係. △△学会 (19☆☆)."
}

参考文献でURLを使う

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{url} % \url を使うのに必要
\usepackage{html} % latex2html

% 参照文献用のURL 表記を定義する。(url.styのコメントを参照すること)
% bibファイルで \url を使用できる
%begin{latexonly}
\renewcommand{\url}{\begingroup \def\UrlLeft{URL:\ <}\def\UrlRight{>}%
        \urlstyle{tt}\Url}
%end{latexonly}

以下のように記述

@Misc{sugiyama-tahen,
yomi          ="とじょうたろう",
key =          "図情太郎",
note =         "図情太郎. 本とコンピュータの関係. △△学会 (19☆☆).
\\ {\url{http://www.tojou.ac.jp/~tarou/}}"
}

参考文献リストの見出しを参照文献に変更する。

\begin{document}の前に以下を追加する

% 参考文献リストの見出しを変更する。
% jarticleの場合
\renewcommand{\refname}{参照文献}
% jreportの場合
%\renewcommand{\bibname}{参照文献}

参照文献を目次に追加する

\bibliographystyle{junsrt}の前に以下を挿入する

% 参照文献を目次に追加
\clearpage 
\addcontentsline{toc}{chapter}{参照文献} 

全ての参照文献を参照する

草稿を作成しているときなど、参照文献全てを参照したいときに便利です。 やり方は\nocite{*}と入れるだけです。以下はbibtexを使っている例。

bibファイルに目印用の文献を入れておく

@Misc{mejirusi,
yomi = "めじるし",
key = "めじるし",
note = "\underline{\bf ****** ここから下は、参照されていない文献リスト ****** (DRAFT)}"
}

\end{document}の直前に以下を追加

\nocite{mejirusi}
\nocite{*}

図の挿入

参照するとき

図\ref{○○}を参照

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage[dvips]{graphicx} % 図のために必要
%\usepackage[dvips,draft]{graphicx} % 図を印刷しない草稿モードの場合     

図を張る

\begin{figure}[hp]
\begin{center}
% width=\hsize:横幅一杯のサイズ, clip:絵のない部分は描かない
\includegraphics[width=\hsize, clip]{☆☆.eps}
\end{center}
\caption{ほにゃららの図}
\label{fig:○○}
\end{figure}%
関連: EPSファイルの作り方

図を張り込んだ位置に出したいとき

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{here} % 図を張り込んだ位置にしたいときに必要

記述例

%figure環境の位置指定オプションをH(大文字)にする
\begin{figure}[H]
‥‥

表の例

参照するとき

表\ref{○○}を参照

表を書く

\begin{table}\centering

\begin{tabular}{|c|l|}\hline

必須のもの & \begin{tabular}{l}
Number-of-records-returned()\\
Next-result-set-position()\\
Present-status()\end{tabular}\\
\hline

省略可能なものとして & \begin{tabular}{l}
Response-Records()\\
Other-information(その他情報)\\
Reference-id(参照ID)\end{tabular}\\
\hline
\end{tabular}
\caption{Present rsponse}
\label{present_res}
\end{table}

ページを越えた表を出したい。

注意しなければならないことは \supertabularコマンドを使うときは\tableコマンドは使わないことです。 しかし、以下の記述例のようにlabel や caption も 使えるので普通の表と同じように使えます。

\begin{document} の前に以下を挿入する

\usepackage{supertabular}

記述例

% 表の最初の行の指定
\tablefirsthead{\hline \multicolumn{1}{|c}{Dublin Core} &% 
    \multicolumn{1}{|c}{JAPAN/MARC} &% 
    \multicolumn{1}{|c|}{フィールドの意味}\\\hline%
    }
% 次ページの表の最初につく行の指定
\tablehead{ \multicolumn{3}{l}{\small 前ページの表の続き} \\ 
\hline \multicolumn{1}{|c}{Dublin Core} &% 
\multicolumn{1}{|c}{JAPAN/MARC} &% 
    \multicolumn{1}{|c|}{フィールドの意味}\\\hline%
}
\tablecaption{JAPAN/MARC--DC} % キャプション
\label{tabel:JMARCDC} % ラベル 参照するときは \ref
\begin{center}
\begin{supertabular}{|l|l|p{11cm}|}
 Title & 251--9\$A & タイトルと責任表示に関する事項:本タイトル \\
 & 251--9\$D & タイトルと責任表示に関する事項:巻次、回次、年次等 \\\hline
Creator & 251--9\$F & タイトルと責任表示に関する事項:責任表示 \\
 & 751--9\$A & 著者標目:カタカナ形 \\
 & 751--9\$X & 著者標目:ローマ字形 \\\hline
\end{supertabular}
\end{center}


欧文が行の枠からはみ出るのを抑制する。(overfull warning)

\begin{document} の前に以下を挿入する

\ifx\xkanjiskip\undefined%
% NTT jTeX用
% 欧文が行の枠からはみ出るのを抑制する。(overfull warning)
\jintercharskip=0em plus 0.3em minus 0.3em
\fi%

草稿用に図を印刷しない

\begin{document} の前の
\usepackage[dvips]{graphicx} をコメントアウトして以下を 追加
\usepackage[draft,dvips]{graphicx} % 図を印刷しない草稿モードの場合     

草稿用にラベルを表示する

\begin{document} の前に以下を追加する

\usepackage{showkeys} % ラベルを表示する

目次のページ表記ローマ数字に、内容のページ表記をアラビア数字に変える

\tableofcontentsの前に以下を追加

%目次のページ表記ローマ数字に
\pagenumbering{roman}     

\tableofcontentsの後ろに以下を追加

%内容のページ表記をアラビア数字に
\newpage
\pagenumbering{arabic}

\chapter*{○○}などを目次に追加する

\chapter*{○○}の後に以下を挿入する

% 目次に ○○を追加
\addcontentsline{toc}{chapter}{○○}

脚注を付ける

記述例

ここに脚注をつけたい\footnote{この文章が脚注として表示される。}。

何度も同じ脚注を付ける

記述例

 ここに脚注をつけたい\footnotemark[2] \footnotetext[2]{この文章が脚注として表示される。}
ここに脚注をつけたい\footnotemark[2]。

数字じゃないとだめ。この数字が注の数字になる。

脚注のインデントをそろえる

\begin{document}の前に以下を追加する

% 脚注のインデントをそろえる
\makeatletter 
\long\def\@makefntext#1{\parindent 1em\noindent 
\@hangfrom{\hbox to 1.8em{\hss$^{\@thefnmark}$}}#1}
\makeatother

付録を作成

付録の\chapter{○○}(or \section{○○})の前に以下を追加

% 付録
\appendix

付録を目次に追加する

\appendixの前に以下を挿入する

% 付録を目次に追加
\clearpage 
\addcontentsline{toc}{chapter}{付録} 

入力したままの出力を出したい。

記述例

\begin{verbatim}
ここに内容を書く
\end{verbatim}

別ファイルとしてプログラムリストを挿入したい

\begin{document}の前に以下を追加する

\usepackage{misc} % \verbfile \listing \timeofday のために必要

記述例 行番号なし

\verbfile{bababa.c}

記述例 行番号あり

\listing{bababa.c}

円数字を書きたい

\begin{document}の前に以下を挿入する。

% 円数字を書くため 使用例:\maru{2}
\newcommand{\maru}[1]{{\ooalign{%
\hfil\hbox{$\bigcirc$}\hfil\crcr
\hfil\hbox{#1}\hfil}}}

記述例

\maru{2}

下線を引きたい

記述例

\underline{下線をひきたいとこ}

行をまたいで下線を引きたい

\begin{document}の前に以下を追加

% 行をまたいだアンダーラインのため(\juline)
\ifx\xkanjiskip\undefined%
\usepackage{juline} % NTT jTeX用
\else%
\usepackage{julem} % ASCII pTeX用
\fi%

記述例

\juline{行をまたいで下線をひきたいとこ}

囲みを使いたい

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{ascmac} % 囲みのため(screen,itembox)

記述例

\begin{screen}
ここに内容をかく
\end{screen}

見出し付きの囲みをつかいたい

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{ascmac} % 囲みのため(screen,itembox)

記述例

\begin{itembox}{ここに見出しを書く}
ここに内容をかく
\end{imtembox}

ページを越えた囲みを使いたい

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{eclbkbox} % ページを越える囲みのため(breakbox)

記述例

% \setlength{\fboxrule}{△} % コメントをはずして△の枠の太さ指定。
\begin{breakbox}
%\bkcounttrue % このコメントをはずすと行本号付きになります。
ここに内容をかく
\end{breakbox}

キートップを書きたい

記述例

\fbox{ESC}

URLを使いたい

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{url} % \url のために必要

記述例

\url{http://momiji.mimoza.jp/}

本文の行数と桁数を指定

例は、一行40字 一ページ50行です。

\begin{document}の前に以下を追加

% 本文の行数と桁数を指定出来るように
\def\linesparpage#1{\baselineskip=\textheight
   \divide\baselineskip by #1}
\def\kcharparline#1{%
   \ifx\xkanjiskip\undefined%
   % NTT jTeX用
   \jintercharskip 0mm plus 0.2mm minus 0.2mm
   \else
   % ASCII pTex用
   \xkanjiskip 0mm plus 0.2mm minus 0.2mm
   \fi
   \settowidth{\textwidth}{あ}%
   \multiply\textwidth by #1}

% 日本語アブストラクト用一行を40字に
\kcharparline{40}

\begin{document}の後に以下を追加

% 一ページを50行に
\linesparpage{50}

ヘッダとフッダを変えたい

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{fancyheadings} % ヘッダを変えるために必要

\pagestyle{fancy} % ドキュメント全体
%\thispagestyle{fancy} % このページのみ
\setlength{\headrulewidth}{0pt} % ヘッダの下線を引かない。
\lhead{}
\chead{}
\rhead{}
\lfoot{\today  \timeofday} % 今日の日付と時間
\cfoot{--{\thepage}--} % -1- って感じ 
\rfoot{}

jreportの章の最初のページもヘッダとフッダを変えたい

ほんとは \fancyplain コマンドを使うと出来るらしいのだが、 nileではうまく行かないので、強引だけど 以下のようにすればできる。 jarticle でも\maketitle の後に これをする必要があるみたい?。

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{fancyheadings} % ヘッダを変えるために必要

\chapter{○○}の直後に以下を追加

\thispagestyle{fancy} % このページのみ
\setlength{\headrulewidth}{0pt} % ヘッダの下線を引かない。
\lhead{}
\chead{}
\rhead{}
\lfoot{\today  \timeofday} % 今日の日付と時間
\cfoot{--{\thepage}--} % -1- って感じ 
\rfoot{}

行間を変えたい

\begin{document}の前に以下を追加

% 行間を少し空ける。(2にすればダブルスペースになる)
\renewcommand{\baselinestretch}{1.1}

余白と本文の大きさを変えたい

以下の値を変更して調節する。 ただし、2〜3mm は 思い通りにいかないことがあるので、 微調整が必要。
左端の調整(+ 1inch=2.54cm)
\oddsidemargin, \evensidemargin
右端の調整
\textwidth(本文の広さで調整)
上端の調整(+ 1inch=2.54cm)
\topmargin
下端の調整
\textheight(本文の長さで調整)
参考数値:A4 の縦29.7cm
               横21.0cm
          1inch = 2.54cm
          1pt (72.27pt = 1inch)

記述例

\documentclass[11pt]{jarticle} % レジュメなど
\usepackage{a4j}

% 余白を 3cm に(微調整あり)
\setlength{\oddsidemargin}{0.7cm}
\setlength{\evensidemargin}{0.7cm}
\setlength{\textwidth}{14.7cm}
\setlength{\topmargin}{-0.8cm}
\setlength{\textheight}{23.4cm}

\begin{document}
……


草稿モードを作成したい。

\documentclass[11pt]{jreport}のすぐ下に以下を追加

% 草稿用の条件マクロ
\newif\if草稿
\草稿false     %提出のモード
%\草稿true       %草稿のモード

記述例

\if草稿
%ここに草稿の時のみ使うものをかく
\usepackage[draft,dvips]{graphicx}  % 絵を印刷しない
\else
%ここに提出のときのみ使うものをかく
\usepackage[dvips]{graphicx} % 図を張り込むときに必要
\fi

jreportで\chapterの直後の段落も字下げ(インデント)する。

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{indentfirst} % jreportで\chapterの直後の段落は字下げする。

pTeXとjTeXの自動判別

記述例

\ifx\xkanjiskip\undefined%
\bar % ここにNTT jTeX用の処理を書く。
\else%
\foo % ここにASCII pTeX用の処理を書く。
\fi%

latex2htmlでhttp:… にリンクを自動的につけたいとき

\begin{document}の前に以下を追加

\usepackage{html} % latex2html で 利用

記述例

\htmladdnormallink{LCにいきます}{http://lcweb.loc.gov/}

横長のページ

\documentclass[11pt]{jreport}のすぐ下に以下を追加

\usepackage{landscape}
参照:xdvi で見るとき印刷の時

jsreportが欲しい

やり方その1) 以下のように記述
\documentclass[a4paper,notitlepage,oneside,openany]{jsbook} 
\setlength{\textwidth}{\fullwidth}

参照:奥村さんの投稿
やり方その2) 以下の記述をjsbook2jsreport.styとかして usepacageすればよいはず。
\@twosidefalse \@mparswitchfalse
\@openrightfalse

\let\@mkboth\@gobbletwo
\def\@oddfoot{\mbox{}\hfil {\small \thepage}\hfil\mbox{}}
\def\@evenfoot{\mbox{}\hfil {\small \thepage}\hfil\mbox{}}
\let\@oddhead\@empty\let\@evenhead\@empty

\renewcommand{\chapter}{%
\if@openright\cleardoublepage\else\clearpage\fi
\global\@topnum\z@
\secdef\@chapter\@schapter}

\setlength\footskip{2\baselineskip}
\addtolength{\textheight}{-2\baselineskip}

\setlength{\textwidth}{\fullwidth}
参照:2/19の奥村さんの投稿

英文の最初のパラグラフにインデントをつける

プリアンブルに\usepackage{indentfirst}をつける。 参照: How to INDENT FIRST PARAGRAPH

その他


MakeFile のテンプレート

main.tex を作成し、プリンタ名を2koupsとした場合の Makefileのテンプレートを作成しました。 このMakeFileで テキストファイル、PSファイル、PDFファイル、HTMLファイル などもつくれます。 詳しくは % make help としてみてください。 Makefile

MakeFile 例

修論を書くときにつくったMakefileの一部です。

付録の章を抜き出したDVIを作成(要:dviselect)

noappendix: dvi
	perl -nle '\
	    if (s/\\contentsline {chapter}{付録}{(\d+)}/$$1/) {\
	        $$page = $$_ - 1;\
	        system "dviselect 1:$$page $(DOC).dvi noappendix.dvi";\
	    }' $(DOC).toc

付録の章だけのDVIを作成

appendix: dvi
	perl -nle '\
	    if (s/\\contentsline {chapter}{付録}{(\d+)}/$$1/) {\
	        $$page = $$_ - 0;\
	        system "dviselect $$page: $(DOC).dvi appendix.dvi";\
	    }' $(DOC).toc

EPSファイルの幅を一括置換。(主にPowerPointファイル用)

# EPSファイルの幅を一括置換。(主にPowerPointファイル用)
# これは、以前、\epsfigを使っていたときに作成したもの
# 現在は、\includegraphicsを使っているので、このままでは使えない。
# IMAGEWIDTH=10cm
# eps-width:
#	perl -i.bak -pe 's/\\epsfig{file=(.*),width=(.*)}/\\epsfig\{file=$$1,width=$(IMAGEWIDTH)}/g' *.tex

共有の場所にスタイルファイルをインストールする

スタイルファイルを /usr/local/share/texmf/tex/local に置いてください。 また、mktexlsr を実行しないと使えるようにはなりません。

実行例

% cp bababa.sty  /usr/local/share/texmf/tex/local
% mktexlsr

foo.insとfoo.dtx?

実行例

例) supertabular.ins
% jlatex supertabular.ins

     このように実行することによってsupertabular.dtx からsupertabular.styを
     取り出すことが出来ます。supertabular.dtx
     そのものを(p)latexで処理すると,スタイルファイルのドキュメントを得ることが出来ます。
     LaTeX2eのスタイルファイルはこのように
     foo.insとfoo.dtxの形態で配布されていることが多いので憶えておかれる
     と良いでしょう。 引用:http://www.nsknet.or.jp/~tony/TeX/goshoku.html 

スタイルファイルがあるかどうか確かめたい

実行例

% kpsewhich indentfirst.sty

あるディレクトリにあるスタイルファイルを常に参照したい

.cshrc で環境変数 TEXINPUTS を 宣言

記述例

ディレクトリ /home/yuka/latex/texsty を
setenv TEXINPUTS ".:/home/yuka/latex/texsty::"

XDVIでPSを読み込まないのをデフォルトにする

~/.Xdefaults に 以下の一行を追加する。
XDvi.postscript:        off

関連リンク

野鳥のマニュアル
吉永徹美のホームページ
かなり膨大な量のドキュメントがあります。ただしここのリンクは2000年4月までしか存在しません。(どこかに移転するそうです。)
CTAN(Comprehensive TeX Archive Network)
スタイルファイル の 有名なアーカイブサイト。 ここに行けば大抵のスタイルファイルは手にはいる。
The publishing Tex (Ascii)
PLatex を 配布しているASCII のサイト
日本語TeXについての情報
日本語TEXに関する情報とリンク集。Latex本のリストもある。
EPS形式のファイルを作りたい
EPS形式のファイルを作りたい
LaTexしよう!
エラーメッセージの解説がお気に入り。

参考図書

私が良く使った順に書いておきます。
奥村晴彦. [改訂版]Latex2e 美文書作成入門. 東京, 技術評論社, 2000, p364. (ISBN 4-7741-1107-4) 定価 2980円 + 税
nileで作業するようになって、platexに移行したのにともない、 この本を最もよく使いました。
今井康之, 刀祢宏三郎, 美吉明浩 . LATEXスタイル・マクロ ポケットリファレンス . 東京, 技術評論社, 1998, 224p. (ISBN 4-7741-0470-1) 定価 1580円 + 税
このドキュメントを作成するときにもっとも良く利用しました。 この本の付録のCD-ROMに入っていたスタイルファイルを nileにインストールしているので、nileではこの本に書いてあること の大半はスタイルファイルをインストールすることなしに出来ます。 紀伊國屋BookWeb談: LATEXを使う上で役立つスタイルファイルやマクロを シンプルにまとめたハンディな1冊!中上級者を対象に編集されています。
伊藤和人. LATEXトータルガイド. 東京, 秀和システムトレーディング株式会社, 1994, 352p. (ISBN 4-87966-230-5) 定価 2000円(本体 1942円)
bibtexの使い方がわかりやすく書いてありました。
阿瀬はるみ. てくてくTEX(上). 東京, 株式会社アスキー, 1994, 303p. (ISBN 4-7561-0222-0) 定価 2000円(本体 1942円)
私が、TEXを使いはじめて最初に買った本です。 はじめから通して読むのに向いています。 リファレンスには向いてないかも?
阿瀬はるみ. てくてくTEX(下). 東京, 株式会社アスキー, 1994, 318p. (ISBN 4-7561-0223-9) 定価 2000円(本体 1942円)
上に同じく。
野寺隆志. 楽々LATEX. 第2版. 東京, 共立出版株式会社, 1996, 322p. (ISBN 4-320-02703-5) 定価 2987円(本体 2900円)
私はあんまり使ってないけど、私の身近な友人の何人かは これがお気に入りのようだ。

江草由佳 (Egusa Yuka)
http://momiji.mimoza.jp/
yuka@nier.go.jp